試される大地、北海道一周自転車旅 1日目。
目覚め。
気持ち悪さはほとんどなくなっていた。ひとまず安心。
しかし、僕の気分は晴れない。何故か。
カメラの充電器さんを忘れたからです。
出てくる前あれだけ確認したのに、なにやってんでしょうね。
この時点での僕の予定では北海道滞在期間は2週間ほど。予備のバッテリーも持っておらず、確実に3、4日でカメラが使えなくなる。
充電切れたらあきらめる?
いや、それは絶対にない。
苦楽を共にしてきたCanon Powershot G7Xがただの鉄のかたまりになってしまうのはやはり耐え難い。
何とかして充電器を入手するミッションを追加。
とはいえ洋上はもちろん圏外なので、港に近づくまではなにもできない。
とりあえずメシだ。
カレーに、カレースープ。。
どうして、どうしてなの!?
普通に美味しかったです。
ひまなのでもう一度お風呂に入ります。やっぱり不思議な感じ。見える距離に他の船がいると、少しドキドキしてしまいます。
外にでてみた。当たり前だけど風が強くて、肌寒かったです。
港が近づいてくると、ようやく電波が入る。
速攻で苫小牧の電気屋に電話しますが、どこも空振り。
この日の行程は月形町のキャンプ場までの予定。
札幌は通過する予定はありませんでしたが、寄り道としてはギリギリ許容範囲内と判断。
電話。
店員さん「ありまあす!!」
とりあえず安心。ただ、札幌に寄るとなると100km以上に。
港についても、上陸できるのは13時以降。微妙だ。
田舎の夜道を走るのはなかなか怖いです。僕はできればしたくない。死国もとい四国ではえらい目に遭いました。リスクは避けたい。
たぶんこの旅で、一番踏んだ日になったと思います。しんど。
着岸してしばらく、ついに自転車乗りが降りる番に。
2017年8月17日、僕はついに念願の北の大地に降り立ちました。
苫小牧港を出てすぐ、補給のためにあのスポットに立ち寄ります。
セイコーマートさんにはこの旅中本当に、お世話になることになります。
ファンです。東京にも来てほしいなあ。
先を急ぐ。
千歳。来年どうでしょうばりの"拉致"で再度降り立つことになるとは知るよしもなく。
唐突に脳内に流れ出すCutie Panther。脚がまわる。
よくわからない写真だけど、大都会札幌、到着。
ビックカメラだったかな。レーパンで入店はさすがにできなくて短パンを引っ張り出す。
ミッションクリア!
この時点で五時前。
いそがねば。
札幌からもノンストップで275号線をすっ飛ばす。
日が沈んでくる。
頭のなかでピクミン日没カウントダウンが再生される。
日没とともに今日の寝床、皆楽公園キャンプ場に到着。
暗闇のなかでの設営になってしまったが仕方ない。
サイトの向かい側には温泉が、、!
まさにゆりかご。
風呂に入ると1日が締まります。僕は基本的に毎日入らないと耐えられない人なので、寝床付近に湯があるかどうかは必須条件です。
風呂に入るために走っているといっても過言ではない。
二食ほど持参してきた棒ラーメン。
食べてすぐ眠くなる。
長い1日でした。
2日目は生まれてはじめてのオホーツク海に。
翌日以降、僕は北海道にすっかり魅せられてしまいます。
では。